台形補正付きプロジェクターで斜め投影も|正面に置けない時に

2024.03.31

プロジェクターを設置した際、間取りや広さ、家具の位置などの関係で、投影先の正面になるように配せない場合があります。 斜めからの投影になると、プロジェクターの映像は台形に歪んでしまいます。
そんな時に活躍するのが「台形補正機能」です。

 

「台形補正機能」の搭載されたプロジェクターであれば、斜めからの投影に対応できるため、プロジェクターの設置位置の自由度が高くなります。

 

この記事では、台形補正機能とは、補正の種類(タテ・ヨコ)、台形補正の仕方やコツを解説します。

 

Aladdin X2 Plusの台形補正機能について詳しく見る →
Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)・台形補正機能
Aladdin Marca(アラジン マルカ)の台形補正機能について詳しく見る →
Aladdin Marca(アラジン マルカ)・台形補正機能

プロジェクターの台形補正機能とは|画面を長方形に整える

プロジェクターの台形補正機能とは、斜めに投影されて台形になった映像を、長方形に整える機能の事です。

プロジェクターが、投影面に対して正面に設置されていない場合、投影される映像は台形になってしまいます。

この変形した画面を、長方形に整えてくれるのが、台形補正機能になります。

台形補正機能|プロジェクターを正面に置けない時に便利

ここでは、台形補正機能で何ができるか、補正の種類(タテ・ヨコ)などを解説します。
  • 台形補正機能で画面の歪みを調整
  • 台形補正機能の方向|縦方向(垂直)、横方向(水平)
  • 画質の低下には注意

台形補正機能で画面の歪みを調整

  • プロジェクターを投影先のスクリーンの正面に設置できない
  • プロジェクターを天井に吊り下げで設置して、投影面に斜めに投影する
などの設置の仕方の場合、映像が台形に歪んで投影されます。
これを補正するのが「台形補正機能」になります。

 

プロジェクターを投影先の正面に設置出来ないケースの例:
  • 部屋の間取り上、プロジェクターの置き場所が確保し辛い
  • 家具配置の都合上、正面に設置できない
  • 正面に置くと、視界の妨げになる
など

 

「台形補正機能」があれば、様々な設置ケースで歪みの調整が可能になるので、プロジェクター設置場所の自由度が上がります。

台形補正機能の方向|縦方向(垂直)、横方向(水平)

縦方向(垂直)の台形補正

プロジェクターを投影先の正面に設置した場合、プロジェクターと投影先の高低差がある事が多く、上下方向の台形歪みが発生します。
例)プロジェクターの設置場所が、投影面より下方。プロジェクターを天井に吊って、斜め下の面に投影する等。

横方向(水平)の台形補正

プロジェクターの位置が、投影面の正面ではなく斜めからの場合は、横方向の台形補正が必要になります。
本体自体の位置をずらして対応する事も多いため、横方向の台形補正機能が省かれている事も。
本体の位置調整が難しい場所での使用の場合は、横方向(水平)の台形補正機能が搭載されているかを確認すると良いでしょう。

画質の低下には注意

台形補正機能の仕組みは、歪んだ部分をカット、一回り縮小して表示する事で、映像を真っ直ぐな形に整えます。
機能の性質上、本来の映像より画質が低下するというデメリットがあります。

台形補正の仕方、コツ

ここでは、台形補正の基本的なやり方、コツを解説します。
  • できるだけ投影面の正面にプロジェクターを配置
  • プロジェクター本体の電源を入れ、歪みのチェック
  • 台形補正機能で縦、横の補正をする
  • ピントなど各種微調整を行う

できるだけ投影面の正面にプロジェクターを配置

台形補正をする度合を少なくするために、可能な分だけプロジェクターを投影面の正面になるよう、設置します。

 

そして、映像を美しくフィットさせるために、以下の点も留意して設置しましょう。
そもそものピントを合わせる、不要な歪みを減らす等の狙いがあります。
  • 投影したい画面サイズになるよう、プロジェクターと投影面の距離を正しく取る
  • プロジェクター本体を、平らで安定した場所に置く

プロジェクター本体の電源を入れ、歪みのチェック

設置が完了したら、プロジェクター本体の電源を入れ、歪みがないかを確認します。

台形補正機能で縦、横の補正をする

オートでの台形補正や、設定画面を見ての調整など、使用しているプロジェクターに搭載された機能で調整していきます。

 

台形補正機能が、本体の初期設定ではオフに設定されている事もあるので、補正機能のオンオフ状況を確認して調整しましょう。

ピントなど各種微調整を行う

自動モードでは調整しきれなかった場合や、自動調整モードが無い場合などは、手動で台形補正を行います。

 

台形補正をして画面のピントが合わなくなったら、ピント調整も行いましょう。
リモコンや本体の該当キーで合わせていきます。

Aladdin X(アラジン エックス)シリーズの画面補正機能

ここでは、天井の引掛けシーリングに取り付けるタイプの「Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)」と、卓上型・超短焦点の「Aladdin Marca(アラジン マルカ)」それぞれの画面補正機能を解説します。

Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)の台形補正のやり方

天井の引掛けシーリングに取り付けるタイプの、照明一体型プロジェクター「Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)」。 鮮明で迫力のある映像を投影可能なのはもちろん、映像を投影先にフィットさせる機能も備えています。 台形補正の調整範囲は、水平40度、垂直40度。
様々な間取りへの対応が可能です。
  1. 「ホーム画面」‐「システム環境設定」‐「台形補正」の順でメニューを選択する
  2. リモコンの矢印キーの上下で「映像の位置調整」を選択 - OKボタンを押す
  3. 矢印キーの上下で、映像の位置を垂直(上下)方向に調整する
  4. 戻るボタンを押す。調整した設定が保存されます。

Aladdin X2 Plusの台形補正機能について詳しく見る →
「Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)・台形補正機能」

Aladdin Marca(アラジン マルカ)の台形補正のやり方

1人用ホットプレートほどのコンパクトなサイズの、卓上型プロジェクター「Aladdin Marca(アラジン マルカ)」。
壁から24cmで100インチの大画面が楽しめるため、設置場所の自由度が高さが特徴です。

自動台形補正機能のやり方
  1. [システム環境設定]-[画面]-[自動台形補正]を 「オン」にして完了
自動台形補正は、
  • マルカを起動した際
  • マルカを動かした際
に作動します。

Aladdin Marca(アラジン マルカ)の台形補正機能について詳しく見る →
Aladdin Marca(アラジン マルカ)・台形補正機能

 

自動台形補正機能の他に、オートフォーカス、凹凸自動補正、壁色自動適応機能も搭載で、あらゆる投影面に適した映像を、簡単に投影する事が可能です。

様々な間取りでの設置例

投影角度や台形補正の有無も提示しておりますので、見え方の参考にされてください。

Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)での投影例となります 台形補正機能を使って、より様々な場所でプロジェクターの大画面を楽しみましょう!

 

関連記事:
「テレビ(フルHD、4K)の見やすい視聴距離|サイズごと解説」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/tv-shichou-kyori
「プロジェクターの選び方|性能を表す用語や用途ごとのポイントをわかりやすく解説」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/projector-erabikata

さらに進化したAladdin X2 Plus(アラジン エックス ツー プラス)

世界初の照明一体型3in1プロジェクターAladdin X2 Plus(アラジン エックス ツー プラス)で、おうちを魔法の暮らし空間に。多彩なコンテンツで、みんな、あつまる、ひとつになる。

Aladdin Marca(アラジン マルカ)は壁から24センチで100インチの大画面を実現しました

超短焦点プロジェクターAladdin Marca(アラジン マルカ)は、壁からわずか24センチで100インチの大画面を実現。スタイリッシュなデザインで、リビングのインテリアに自然に溶け込みます。