プロジェクターの投影方式を解説|LCD(液晶)、DLP、LCOSメリットデメリット

2023.12.20

プロジェクターの映像に欠かせない要素として、「投影方式」があります。
「映像をどのような仕組みで投影するか」の違いになり、方式によって得意な事が異なります。

 

この記事では、よく見られる3つの投影方式(LCD(液晶)、DLP、LCOS)の特徴や、メリット・デメリット、使用目的に合ったおすすめの投影方式などを解説します。

プロジェクターには主に3つの投影方式がある(LCD(液晶)、DLP、LCOS)

ここでは、現在、家庭用などでよく見られる投影方式3つについて、特徴やメリット・デメリットを解説します。
  • 製品数の多い「LCD(液晶)方式」
  • 動きに強く劣化の少ない「DLP方式」
  • 高画質な「LCOS方式」
この3つの方式が、現在主に見られる投影方式です。

LCD(液晶)方式の特徴・メリット・デメリット

色彩の表現が得意なLCD(液晶)方式。
投影する光を、赤・青・緑の3つに分解してから、投影する方式です。
「LCD(読み方:エルシーディー)」は、「Liquid Crystal Display(透過型液晶方式)」の略称です。

LCD(液晶)方式のメリット

  • きれいな色彩
  • 充分な明るさを得られる
  • プロジェクターの価格帯の幅が広い

LCD(液晶)方式のデメリット

  • 黒、暗い映像の表現が甘くなる
  • コントラストが弱い

DLP方式の特徴・メリット・デメリット

「DLP(読み方:ディーエルピー)」は、「Digital LightProcessing(デジタルミラープロセッシング)」の略称です。
鏡を使って光を反射させ、映像を投影させる方式です。

 

DLP方式は、更に2種類に分ける事ができます。
  • 単板方式(1チップDLP方式)…主にモバイルプロジェクター
  • 3板方式(3チップDLP方式)…主に大型プロジェクター

DLP方式のメリット

  • 経年劣化が少ない
  • LCD方式と比べ、コントラストが高い
  • 部品数を抑えられるため、小型化が可能

DLP方式のデメリット

  • 虹のような「レインボーノイズ」と呼ばれる残像が出る場合がある

LCOS方式の特徴・メリット・デメリット

「LCOS(読み方:エルコス)」は、「Liquid Crystal On Silicon(反射型液晶素子)」の略称です。

 

LCD方式と比べ、より複雑な構造で光を投影させるため、美しく精緻な映像や、コントラストの面で優れており、高性能なハイエンドモデルに採用される方式です。

LCOS方式のメリット

  • 高解像度やコントラストに強い
  • 滑らかな映像を楽しめる

LCOS方式のデメリット

  • 内部構造が複雑になるため、プロジェクター本体のサイズが大きめ
  • 高性能なため、価格が高い傾向

プロジェクターの使用目的に合わせた投影方式の選び方

プロジェクターを選ぶ際は、使う目的に合った投影方式の製品を選ぶ事が重要です。
ここでは、使用シーンごとのおすすめ投影方式を解説します。

ビジネスにはDLP方式がおすすめ

出張先など出先でのプレゼン、明るい場所での資料投影などに使用する等、 小型かつ投影する映像が明るいDLP方式のプロジェクターがおすすめです。

ホームシアターのスタートにはLCD方式がおすすめ

様々な製品が多く発売されているLCD方式のプロジェクターは、選べる幅が広いのでおすすめです。
低コストのものでも映像をきれいに投影可能で、ホームシアターを始める際に適していると言えます。

長時間使用する際はDLP方式がおすすめ

映像や動画視聴など、プロジェクターを長時間使用する場合は、経年劣化の少ないDLP方式がおすすめです。

高画質な映像を楽しむならLCOS方式がおすすめ

4K映像など、緻密な映像を楽しみたい場合は、LCOS方式がおすすめです。
複雑な構造で投影される映像が美しい分、高価な製品となりますが、こだわりのホームシアター構築などに人気です。

ゲームやスポーツ観戦にはDLP方式がおすすめ

映像の残像が出にくい、映像のコントラスト比が高く、ドット感が少ない等の特徴のあるDLP方式が、速い動きのあるスポーツ観戦、ゲームに向いています。

アラジンXシリーズは動きに強いDLP方式

照明一体型プロジェクター・Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)、超短焦点プロジェクター・Aladdin Marca(アラジン マルカ)は、DLP方式のプロジェクターです。 動きに強く、映像鑑賞やスポーツ観戦、ゲームプレイなどの使用におすすめです。
長時間の視聴でも劣化しづらい方式なので、テレビ視聴や長編映画の鑑賞会などにもおすすめです。

 

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